近作190点が収録された14年ぶりの新作写真集、うつゆみこ『Wunderkammer』刊行記念展

うつゆみこ『Wunderkammer』刊行記念展が、コミュニケーションギャラリーふげん社で11月26日（日）まで開催中。

東京都写真美術館で2024年1月21日（日）まで開催されるグループ展「日本の新進作家Vol.20『見る前に跳べ』」へ選出されたことを記念して、ふげん社から近作190点が収録された14年ぶりの新作写真集『Wunderkammer』が刊行。本展は、本書の刊行記念展として開催される。

うつゆみこの愛する動物、昆虫、植物、人、オブジェ、フィギュアなどを、心の赴くままに組み合わせ構成したセットアップ作品が放つ、美しく毒のあるシュールな世界観は、多くの人を魅了する。二人の子ども出産し、思い通りに制作の時間が取れなくなってからも、多くの人や動物や植物、自分の子どもをも制作に巻き込みつつ、日々の隙間をぬいながら、さらにダイナミックで自由闊達な作品を生み出し続けている。

本展では、写真集収録作品はもちろん、新作の展示や、フィルム制作時代に使用されていた秘蔵ポラロイドも初公開。また会期中には、日本の新進作家Vol.20の担当学芸員である、東京都写真美術館の浜崎加織を招いたギャラリートークが開催されるほか「うつゆみこによるポートレート撮影会」が開催される。