東海林広太「Nothing happened」展が、12月31日(日)まで229 GALLERYで開催中。
2019年に開催された「happen」展の続編である本展は、何かが”起こる”ことを主題として展開。私たちは世界の中で”起こる”出来事を、日々さまざまな仕方で経験している。しかし、それらの出来事がカメラで切り取られたとき、”起こる”ことはそのままの姿でいられるだろうか。映像や写真という媒体によって、世界から切り離され、漂流する諸々の出来事。その流れのうちには、思いもよらないイメージの化学反応があるはずだ。
東海林のインスタレーションでは、鑑賞という行為それ自体が、映像・写真を変容させる。ちょっとした偶然が支配する会場において、鑑賞者が”起こす”ことは常に、”起きなかったかもしれない”ことでもある。東海林は、何かが”起こる”ことの奇跡を言祝いでいるのかもしれない。
タイトル | 「Nothing happened」 |
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会期 | 2023年12月2日(土)~12月31日(日) |
会場 | 229GALLERY(東京都) |
時間 | 12:00~20:00 |
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