27 December 2023

被災地の現在と過去が織り成す「あたらしい風景」を掬う、写真と詩の展覧会「New Habitations: from North to East 11 years after 3.11」

27 December 2023

AREA

東京都

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© Takuroh Toyama and Natsumi Seo

© Takuroh Toyama and Natsumi Seo

アーティストで詩人の瀬尾夏美と、写真家のトヤマタクロウによる写真詩集『New Habitations: from North to East 11 years after 3.11』の刊行を記念した、写真と詩の展覧会「New Habitations: from North to East 11 years after 3.11」が、2024年1月13日(土)〜1月27日(土)までStudio 04で開催される。

2011年以降、岩手県陸前高田市をはじめ、近年増え続ける自然災害の被災地を訪ね、土地の人びとのことばと風景の記録を考えながら絵を描き、文章を綴ってきた瀬尾。それから11年が経った2022年、瀬尾が訪れてきた被災各地の軌跡を1冊の本にまとめることになった。トヤマは2022年秋から2023年春にかけて、岩手県北部から茨城県中部までを点と点を結ぶように辿り、各地のいまの風景を写真に収めた。

本書は、ことばと写真を通して、被災地の現在と過去が織り成す「あたらしい風景」が描かれた1冊だ。震災以降、東北沿岸部の被災地は大規模復興工事が行われ、巨大な防潮堤をはじめ、嵩上げや高台の造成によって「あたらしいまち」をつくり上げてきた。一斉に行われた工事は各地に似たような街並みを生み出したが、ひとつひとつの街並みを細かく、丁寧に見つめれば、それぞれの地で営まれてきた人の暮らしの痕跡が残っており、それらは微かな違いとして風景に現れている。

本展では本書よりセレクトされた写真プリントや、未掲載カットを含むスライドショーなどが展示される。会期中の2024年1月27日14:00〜16:00からは関連プログラムとしてトークショーも開催予定なので、気になる方はお見逃しなく!

▼展覧会
タイトル

写真と詩の展覧会「New Habitations: from North to East 11 years after 3.11」

会期

2024年1月13日(土)〜1月27日(土)

会場

Studio 04(東京都)

時間

13:00~20:00(土曜は11:00~18:00)

時間

11:00~19 :00

休館日

月、水、木、日曜

URL

https://newhabitations.com/new-habitations-exhibition/

▼イベント
タイトル

トーク&スライドショー「11年後の東北と東京」

日程

2024年1月27日(土)

時間

14:00〜16:00

ゲスト

温又柔(小説家)、トヤマタクロウ(写真家)、瀬尾夏美(アーティスト、詩人)

司会

柴原聡子(編集者)

URL

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc4MkfFSNHkgv4-7SXpQodG-Axj17cG29CJYupz7Wwu7A-PBw/viewform?usp=sharing(事前申込制/定員20名)

▼書籍
タイトル

『New Habitations from North to East: 11 years after 3.11』

出版社

YYY PRESS

価格

5,500 円+tax

仕様

ハードカバー/188mm×263mm/312ページ

URL

https://newhabitations.com/new-habitations-book-2/

© Takuroh Toyama and Natsumi Seo

© Takuroh Toyama

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