東京・恵比寿のナディッフ アパート(NADiff a/p/a/r/t)で大山エンリコイサムの展示「Book Covers, Bookends」が開催されている。大山にとって同店で2回目となる本展は、書店・アートギャラリーとして2023年9月にリニューアルしたナディッフ アパートに着目し、さまざまな技法を用いて書物にまつわる事物の翻訳を試みた作品群を発表する。
現在、目まぐるしく変化する「アート」や「出版」をめぐる国内において、大山は過渡期とも言えるその状況を「作品」や「書物」といったメディアの存在の揺らぎと捉え、それらを取り巻く環境を見つめ、造形的思考による再解釈を加える。彼の作品を代表する技法である「クイックターン・ストラクチャー(QTS)」を本展ではブックエンドとして三次元化。更に、ブックケースやブックカバー、ページといった書物を構成する平面のオブジェクトにQTSを施すことによって、それらに美術表現としての新たな「生」をもたらした作品を展示する。
2月7日19:30には、大山とキュレーター飯田高誉とのトークイベントが開催。料金1100円、事前申し込み制。定員30名。
タイトル | 「大山エンリコイサム|Book Covers, Bookends」 |
---|---|
会期 | 2024年1月25日(木)〜2月25日(日) |
会場 | |
時間 | 12:00~20:00(2月7日、17日はイベントのため19時閉店) |
URL |