東京・中目黒のPOETIC SCAPEで5月18日より山上新平の個展「KANON」が開催される。本作は同所で開催された「The Disintegration Loops」(2019)と「liminal (eyes)」(2023)の2つのシリーズの間に撮影されたもの。
作品制作の中でまなざしが臨界点を迎えたという山上は、新たなまなざしとして「動的を見つめる」ことを次のテーマとした。そうして蝶を被写体として選んだ。不規則に動く蝶を捉える撮影は困難を極めた。試行錯誤の末、「見る質として、捕まえようと凝視する眼差しから捕まえない触れるだけの眼差し」というフェーズに達し、「liminal (eyes)」へつながったという。被写体をあるがまま受け入れることで見える世界を捉えた展示だ。
6月8日17:00からは、山上新平、幅允孝、町口覚によるギャラリートークが行われる。要予約、定員20名、1000円。
タイトル | 山上新平 展 |KANON |
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会期 | 2024年5月18日(土)〜6月30日(日) |
会場 | POETIC SCAPE(東京都目黒区中目黒4-4-10 1階) |
時間 | 13:00~18:00(月~水曜日はアポイント制) |
料金 | 無料 |
URL |