東京・飯田橋のギャラリーRollで2月27日より⼤和⽥良の新作展「FLORA/ECHO」が開催される。
本展では、写真表現の実践として始めたルーメンプリントの研究過程の中で、大和田が2024年にプリントした500枚以上の作品の中から展⽰、販売する。これまでに多様な写真技法を駆使し作品を制作してきた大和田の新たな試みであるルーメンプリントは、現在海外を中⼼に制作と発表が⾏われているオルタナティブな写真技法の⼀つ。使⽤する印画紙の種類や製造年、保存状態によって結果が左右され、同じプリントを制作することが困難とされているが、太陽光やUVランプによる紫外線で露光し、現像液を必要とせず定着液のみで印画が可能。また暗室を必要としないため簡便なプロセスで画像の焼き付けを行うことができる技法だ。
写真が発明された最初期から、多くの写真家によって試みられてきた「花」を含む植物の形態をモチーフとしながら、現代のオルタナティブ技法であるルーメンプリントを用いた本展は、植物写真の⽂脈から、拡張し続ける写真表現の今についても考えられるきっかけとなる。
タイトル | Ryo Ohwada “FLORA/ECHO” |
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場所 | Roll(東京都新宿区揚場町2-12 セントラルコーポラス No.105) |
会期 | 2⽉27⽇(⽊)〜3⽉22⽇(⼟) |
時間 | 13:00〜19:00 |
休館日 | 月・木曜 |
料金 | 無料 |
URL |