東京・中目黒のPOETIC SCAPEにて3月15日より残間奈津子の個展「fluctuation」が開催される。同所2回目の展示。
残間は、1回目、2023年の個展「infinity」において、被写体の中に明確な中心を作らず、すべてを等価なものとして捉えようとする姿勢を示した。その後も植物を通して世界をいかに知覚するのかを問い続け、次第に「外側(形)を見ていても気づけない、ずっと探っていった先に一瞬だけ見えるもの」を意識するようになる。結果としてそれは、被写体の輪郭が溶けるように形を失った表現へとつながっていく。
ある被写体にフォーカスを当て、その被写体の前後に広がるボケの中にこそ、捨てがたい価値があるのではないか。本シリーズ「fluctuation」は、何かを写す写真という媒体を用い、はっきりと写されなかったものの存在や、それらと見るものの関係性を探る作品となる。
4月19日には残間と細倉真弓とのトークが開かれる。
タイトル | fluctuation |
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場所 | POETIC SCAPE(東京都目黒区中目黒 4-4-10 1F) |
会期 | 3月15日(土)〜4月20日(日)
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時間 | 13:00〜18:00(4月19日は17:30まで) |
休館日 | 月・火曜日、祝日 |
料金 | 無料 |
ギャラリートーク | 残間奈津子×細倉真弓 |
URL | http://www.poetic-scape.com |