東京・御徒町の229GALLERYで4月16日よりマックス・フィッシャー(Max Fischer)の展示「See and Saw」が開催される。
フィッシャーは、都市と記憶、風景と感情、自己と他者の距離といったテーマを、デザイン的視点と写真表現の交差によって探求する作家。プロダクトデザインの学びを通じて、彼は写真を「物」として捉え、特にアナログ写真に備わる質感や偶発性に関心を寄せてきた。
彼にとって「視ること」とは、単に網膜で像を捉える行為ではなく、無意識に蓄積された感覚や身体知が作用する、能動的で複層的な体験という。
言語化しがたいその感覚に身を委ね、意図を超えた偶発性を受け入れながらシャッターを切ることで、視覚から感覚全体を揺り動かすような、思考や感情を呼び覚ますイメージ、無限の物語を内包する「余白」としての写真の力にフィッシャーは着目する。
【ステイトメント】
沈黙の中に宿る気配。見落とされていた光と影の戯れ。輪郭の向こう側に広がる余白。
それは、内なる記憶の扉をそっと叩く。視ることが、感じることへと変わる瞬間。
タイトル | See and Saw
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場所 | 229GALLERY(東京都台東区台東4-24-2) |
会期 | 4月16日(水)~4月27日(日) |
時間 | 12:00〜19:00(土日祝日は20:00まで、最終日は18:00まで) |
休館日 | 無し |
料金 | 併設カフェにて1ドリンクオーダー制 |
URL | https://www.u-r-u.net/ |