東京・浅草のextra smallで6月5日から8日まで、松原茉莉の個展「 “Photograph : paper :wood : soil : bone : body : 」が開催される。
松原は水溶紙にプリントした写真を水に溶かしながら抽象化する独自の制作手法を用いて、流動するイメージに発生する”生”の現象や、知覚世界に潜在している裂け目を観測する。
展覧会タイトルの「 “Photograph : paper : wood : soil : bone : body :
」は、写真が紙に定着している、紙は木から生まれる、木は土の蓄えで育つ、土には骨が眠っている、骨は身体を支える、以上の連続性に沿って並んだキーワードの連想だ。
松原は「身体の痕跡が写真と混ざり合っている」という、写真を水に溶かす制作行為によって、文頭と文末の「身体」と「写真」は接続し、円環状に巡ることを企図。この構造は松原の制作中の身体感覚に基づいており、写真のイメージや素材に直接触れることで、止まっていたものが”再生”し松原自身もマテリアルへと還元されていく感覚を反映しているという。
作家の身体性と制作行為が深く交わる作品だ。
タイトル | “Photograph : paper : wood : soil : bone : body : |
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場所 | extra small(東京都台東区千束1-15-4) |
会期 | 6月5日(木)~8日(日) |
時間 | 13:00〜18:00 |
休館日 | 無し |
料金 | 無料 |
URL | https://extra-small.studio.site/ |