上田晃司、ルート66をたどる展示4回目はミズーリ州からシカゴまで

東京・小伝馬町のMONO GRAPHY Camera ＆Artにて7月24日から上田晃司の作品展「U.S.ROUTE 66 MISSOURI / ILLINOIS」が開催される。

上田は2022年より、毎年フィルムカメラを持ってアメリカのルート66を車で移動しながら撮影を続けている。アリゾナ州を起点に、少しづつ西から東へ進み続け、4回目となる今回はミズーリ州、イリノイ州シカゴまでの区間で撮られた作品を展示。

本シリーズは同じ道であっても水平に移動し、回を重ねるごとに場所が移り変わり、人の気配や活気、土地の湿度が変遷し、街ごとの多彩な表情を示す。今回は昨年のカンザス州、オクラホマ州以上に都市としての賑わいを感じる写真が増えるという。

また、旅を始めた当初から上田が目標としていた「愛用の大判カメラDeardorffを故郷へ連れていく」ことが、この滞在をもって果たされた。

会場ではプリント作品や同タイトルの写真集も展示・販売するほか、会期中には店舗営業終了後のギャラリートーク（要事前申込、日時確定次第公開）も開催予定。