写真とは一体？濱田祐史新作「KANKO」含むbook obscuraでフォーカス展

東京・井の頭のbook obscuraにて11月13日より濱田祐史の個展「Yuji Hamada Exhibition」が開催される。

本展は、濱田の代表作「photograph」「C/ M /Y」をはじめ、現在取り掛かっている作品群「KANKO」を展示。濱田を紐解く。

「KANKO」は例えば旅先で見つけたポストカードなどになっているような誰もが想像するその場所のイメージと、自分がその場所に立って見た際にズレが生じ、更にそれらの記憶も曖昧になっていくことを軸に制作しているシリーズ。今回の展示では、観光地で販売されているポストカードを収集し、そのカードの上に暗室で制作する作業と同じような行為を施し、自身の写真として焼き直した作品を発表。

また、これらの中から複製した10枚を、展示会「紙の光　光のしるし」（竹尾 見本帖本店／DNPプラザ、2024）の開催に合わせて制作された『detour』（税込16500円）に付録してSpecial Editionとして販売する。