2月25日から4月18日まで写真家ロー・エスリッジの展覧会が銀座のシャネル・ネクサス・ホールで開催される。本展は、2025年6月に創刊されたシャネルの『アーツ& カルチャーマガジン』のために依頼されたフォトコラージュシリーズで構成されているものだ。
シャネルは10年以上にわたり、アメリカ人写真家ロー・エスリッジとさまざまな形で協働してきたが、近年、ガブリエル・シャネルが大切にしていた所蔵品の数々を探求するプロジェクトを新たに依頼。写真家は普段は閉ざされている扉の奥へと招かれ、メゾンのアーカイブ施設である「パトリモワンヌ」に所蔵されているアイテムとともに、パリ、カンボン通り31番地にあるクチュリエのアパルトマンに残されたプライベートコレクションを撮影。今回はこれらの写真を初めて展覧会というかたちで展示し、シャネルの所蔵品に新たな生命を吹き込む。
ジャック・リプシッツによるシャネルの胸像、ピエール・ルヴェルディによる『ミシアのための詩』の手稿、サルバドール・ダリとガラによるイラスト付きの献辞本、バレエ「三角帽子」のためのパブロ・ピカソによるスケッチ、2世紀のエジプトの葬儀用マスクなど様々なオブジェが、エスリッジによって現代的な小道具と組み合わされパリのスタジオで写真作品として撮り下ろされた。
この取り組みはガブリエル・シャネルのレガシーに新たな側面をもたらすものだ。ガブリエル・シャネルの革新的なデザインと芸術への情熱的な支援は、彼女を20世紀のクリエイションの最先端に位置づけた。そのレガシーは彼女が生きた時代の場所やストーリー、そしてオブジェを通じて不朽のものとして今日にも受け継がれている。シャネルの先見的な思想と前衛芸術家たちと育んだ友情が体現され、同時代を代表する芸術家を支援し続けてきたメゾンの1世紀にわたる伝統をさらに発展させるだろう。
ロー・エスリッジは、ニューヨーク近代美術館、ロンドンのテート・モダン、ボストン現代美術館などに作品が収蔵されている高い評価を受ける写真家だ。実験精神に突き動かされた作品は、ファインアートとコマーシャル・フォトグラフィーの境界を曖昧にし、ファッション誌や広告写真で培った手法をアート作品にも取り入れることで、独自のスタイルを築いてきた。日常のモチーフや静物を題材にしながら、現実と虚構、親しみやすさと違和感が交差する世界観を表現している。今回の作品ではこれまでの実験的な手法によって被写体に新たな関係性やストーリーを生み出すことで、私たちに新しい驚きと発見を届けてくれるだろう。
| タイトル | CHANELHISTORYCOLLECTION by ROE ETHRIDGE |
|---|---|
| 場所 | シャネル・ネクサス・ホール(中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F) |
| 会期 | 2月25日(水)〜4月18日(土) |
| 時間 | 11:00〜19:00 (最終入場18:30) |
| 料金 | 無料 |
| URL |
