01 April 2026

柴田早理、KYOTOGRAPHIEに合わせ東京でも新作披露

01 April 2026

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東京・麹町の東條會舘写真研究所にて柴田早理の個展「COSMO PLASTICS」が4月4日から開催される。本展はKYOTOGRAPHIE 2026の柴田の展示に合わせて実施され、Ruinart Japan Award受賞作品の「Anthropocene Plastics」からさらに撮影を重ね発展させた新作を発表する。

柴田は、人間と自然の関係や環境の変容、グローバル資本主義の構造をテーマに制作を続けてきた作家。2024年に発表した「Anthropocene Plastics」以降、海洋に流出したプラスチックに着目し、その変容過程を追ってきた。本展はその発展形として構想されている。

作品の出発点は、石油という太古の生物に由来する物質が、人間の手によってプラスチックへと加工され、再び自然環境の中で変質していく循環にある。柴田は北海道・利尻島で採取した海洋プラスチックを、火山由来の溶岩石の上に配置し撮影する。波や風、太陽といった自然の作用を受けたそれらは、有機物のような質感を帯び、もはや人工物と自然物の境界を曖昧にする存在として立ち現れる。

写真に写し出されるのは、単なる環境問題の記録ではない。むしろ、数億年の時間を経て生成された石油と、それを素材とするプラスチック、さらにそれが自然の力によって再び変容していく過程が、ひとつの時間軸として提示される。写真というメディアは、その断片を可視化し、人間の知覚を超えたスケールの時間を想像させる装置として機能している。

作家はアーティストステートメントの中で、「自然と人間の距離を意識しながらも、人工物が地球の力によって新たな形へと変わっていく過程に美を見出す」と語る。その視点は、汚染という現実を前提としつつも、物質が辿る長い時間の連なりを捉え直す試みでもある。

タイトル

KYOTOGRAPHIE 2026アソシエイテッドプログラム 柴田 早理「COSMO PLASTICS」

場所

東條會舘写真研究所(東京都千代田区麹町1-6-12)

会期

4月4日(土)〜6月7日(日)

時間

13:00〜18:30(木・金曜日19:30まで)

休み

月~水曜日(祝日はオープン)

料金

無料

URL

https://photo-lab.tojo.co.jp/  

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