写真家・三宅祐介による個展「Border! Border! Driving Along the Line」が、7月9日から14日まで、渋谷ヒカリエ 8/CUBE 1、2、3で開催される。
広告・スチールフォトグラファーとして活動する三宅は、2008年より「境界」をテーマとした撮影を継続してきた。本展では、そのシリーズのなかからアメリカとメキシコの国境に焦点を当てた作品群を発表する。
グローバル化の進展により文化や情報が国境を越えて行き交う現代において、三宅は写真の原点である「記録性」に立ち返り、いま現実に存在する国境の姿を見つめる。島国で育った自身にとって、陸続きの大地が明確に分断されるアメリカとメキシコの国境は強い関心の対象だったという。
情報の少ない辺境地域を車で巡りながら辿り着いた国境地帯には、巨大なフェンスや壁が存在する。しかしそれらは広大な自然風景のなかで、時に儚く頼りない存在としても映る。三宅は国境を単なる排除のための構造物としてではなく、「自分たちが何者であるかを教える細胞膜のようなもの」と捉える。作品には、政治や社会問題として語られることの多い国境を、風景と歴史の関係から静かに見つめる視点が貫かれている。
展示では、最大1.5メートルの大型プリントによる壁面作品20点に加え、旅の過程で撮影されたスナップ作品も紹介される。また、サンエムカラーによる印刷で制作された限定500部の写真集も会場で先行販売される予定だ。
| タイトル | Border! Border! Driving Along the Line |
|---|---|
| 場所 | 渋谷ヒカリエ 8/CUBE 1、2、3(東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ8階) |
| 会期 | 7月9日(木)〜14日(火) |
| 時間 | 11:00~20:00 |
| 休み | 無し |
| 料金 | 無料 |
| URL | https://www.live-art-books.jp/lag/exhibition/tamamiiinuma/ |
