横田大輔、濵本奏、宇田川直寛、古田直人、草野庸子、渡邊聖子の6名の写真家によるグループ展「soft room」が、2026年9月17日から27日まで、東京・代田橋のflotsam booksで開催される。2023年にSprout Curationで開催された「幽霊の道具」展以来、3年ぶりとなる展覧会だ。
本展が着目するのは、完成した写真作品だけではなく、それを生み出す「カメラの側」。一般的なカメラ紹介と作例紹介という形式をあえて用いながら、作品や展覧会という完成形からはこぼれ落ちてしまう機材、撮影プロセス、物質、行為へと視線を向ける。そこから、通常は記述されることのない文化や存在、現象が複雑に絡み合う場を「部屋」として捉え直す。
写真を見るとき、鑑賞者の意識は往々にして「何が写っているか」や「写真家が何を表現したのか」に向けられる。しかし写真は、カメラやレンズ、フィルム、デジタル機器といった道具、さらには撮影や現像、プリントなど複数のプロセスを経て生み出されるメディアでもある。「soft room」はそうした写真を成立させる周縁的な要素を表舞台へと引き出し、作品と制作環境の関係を考える試みとなる。
展示に合わせ、6名それぞれの作品を構成するカメラや機材、撮影プロセスの詳細を収録したアンソロジー冊子『soft room』も刊行。展示作品だけでは見えてこない各写真家の「部屋」を、制作の方法論や道具から読み解くことができる。価格は2,000円。
また会期中には、参加作家6名による写真集やZineなどを販売するブックフェア「FancyshopDrivein」を実施。9月19日と26日には、30歳以下の表現者を対象としたポートフォリオレビュー「Standin」も開催される。一般的な講評会ではなく、ポートフォリオと、可能であれば実際に使用しているカメラを持ち寄り、参加作家との対話から、まだ形になっていない作品を言語化・具体化するための手がかりを探る。
Standin(ポートフォリオレビュー)
開催日:9月19日(土)、26日(土)
参加費:2,000円(冊子『soft room』付き)
参加作家:横田大輔、宇田川直寛、濵本奏、酒井瑛作(モデレーター)
対象:30歳以下/写真をメインとする、または写真を含む表現を行う人
事前応募制
| タイトル | soft room |
|---|---|
| 場所 | flotsam books(東京都杉並区和泉1-10-7) |
| 会期 | 2026年9月17日(木)〜27日(日) |
| 時間 | 14:00〜20:00 |
| 休み | 水曜日 |
| 料金 | 無料 |
| URL | https://flotsambooks.com/ |
