1975年の設立以来、若手の登竜門として多くの写真家を輩出してきた木村伊兵衛写真賞は、毎年その結果が大きな話題を呼ぶ。
今年も例年通り2020年に発表された作品を審査し、受賞者を発表する予定だったが、第46回の選考は延期されることとなった。昨年は、新型コロナウイルスの蔓延に伴い写真展の開催および写真集の刊行が減少したことから、例年同様の審査は困難と判断したのだ。
次回は、2020年と2021年に発表された作品が選考対象となる予定。長年行われてきた賞の発表がないのは残念ではあるが、世界が転換期を迎えているいまを切り取る若き才能の登場を楽しみに待ちたい。
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。