注目作家の作品を毎日配信するIMA ONLINEのオンラインギャラリー「IMAGRAPHY」第78弾は、メリッサ・シュリークの作品「The City is a Choreography」「ODE: an exploration of the dynamics of female friendship」を紹介する。
メリッサ・シュリークは1992年、オランダ生まれ。2018年にハーグ王立美術学院を卒業。自身の作品制作を発表する一方、ブランドのコミッションワークを手がけるなどファッション写真の分野でも活動する。パフォーマティヴかつ審美的にイメージを切り取り、ドキュメンタリーとセットアップの曖昧な境界線を通して、人とその周りの環境の関係性を考察している。彼女にとってカメラは、真実とフィクションを交えながら現代の社会問題を探究するためのツールであり、作品を通じて人々がどのように干渉し合うのかを探求する。
今回紹介するのは、2017年から2020年にわたり世界各国の都市で撮影され、日常から飛び出したいという衝動から生まれたシリーズ「The City is a Choreography」と、ドキュメンタリー形式で世間が写さない友情の率直な側面を表現したいと考え、25組の親友たちを彼女たちの家や通りで撮影し、その関係性がどのようなものか写真を通じて探ってきた「ODE: an exploration of the dynamics of female friendship」の二作品。IMAGRAPHYでは半月毎に一人の作家を取り上げ、毎日作品を公開していく。作品はIMA ONLINEのInstagramでも公開中。ぜひフォロー&チェックを!