03 August 2021

ジョエル・マイヤーウィッツが
ジル サンダー2021秋冬キャンペーンを撮影

03 August 2021

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ジル サンダー2021秋冬キャンペーン

ジル サンダーの2021秋冬キャンペーンイメージが公開された。

今シーズンは、写真家のジョエル・マイヤーウィッツとルーシー&ルーク・メイヤーが出会った土地でもあるトスカーナにて撮影を敢行。マイヤーウィッツは幾何学模様を描き、光と色で量感を彫像する。その特徴は、1960年代のニューヨーク時代から、彼の写真をアイコニックに、一風変わった感覚で、新鮮に魅せてきた。ファッション、抽象的概念、叙情的な色調のアクセント、そして身体を遊ぶことで、主観と客観の境界を曖昧にしている。彼の作品は私たちが人間としてだけでなく、空間、自然、そして自身の影と相互に繋がり、依存していることを示唆しているようだ。

本キャンペーンは、マイヤーウィッツが住み、撮影が行われた土地でもあるトスカーナのルネッサンス期の絵画を参照していることは明らか。トスカーナは、彼らのコレクションの中でも最も精密で洗練されたガーメントが職人の手仕事によって作られている場所でもある。「写真界のレジェンドであり、思想家でもあるジョエルと協同し、発想を共有できたことは光栄でした。彼は真の革新者であり、ほぼ単身でアート写真にカラー表現を導入しました。彼の感性、ユーモアのセンス、そして構図に対する直感は、現実をアートに変えるのです」と、ルーシー&ルーク・メイヤーは語る。

なお本キャンペーンは、ルーシー&ルーク・メイヤーが継続的に取り組んでいるジル サンダーのコラボレーションプロジェクトの一環として、のちに書籍として出版される予定だ。

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