コンセプチュアルな破壊行為を描写する、
ジョン・ディボラ『VANDALISM』

パフォーマンスや彫刻を繰り返し積極的に施した「犯罪現場写真」の記録。

28 April 2018

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VANDALISM

アメリカ人フォトグラファー、ジョン・ディボラの写真集『VANDALISM』がMACKから刊行された。

本作は1974年から1975年の間、撮影する場所を求めロサンゼルス中の廃墟を徘徊しカメラとスプレー塗料、糸、ボール紙を携えて制作されたものである。

空き家となった場所にグラフィティとも星座ともとらえうる抽象的な図像を描き、儀式でも始めるかのような形に糸を張り巡らせ、ボール紙を引きちぎり、直感に任せてヴァンダライズののち、それを撮影。

このプロジェクトは、パフォーマンスや彫刻、インスタレーションを繰り返し積極的に施した「犯罪現場写真」の記録であり、ドキュメンタリーと芸術との中間にあるコンセプチュアルな破壊行為の描写として制作され、写真の「誠実さ」というものが問われたとき、本シリーズこそが作者の生み出す極めて独創的な写真言語を確立させる作品となる。

タイトル

『VANDALISM』

出版社

MACK

価格

6,000円+tax

発行年

2018年

仕様

ハードカバー/235mm×235mm/120ページ

URL

https://twelve-books.com/collections/all/products/vandalism-by-john-divola

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