アメリカ人アーティスト、マイク・マンデルが車に乗った人々を撮影した写真集『PEOPLE IN CARS』がSTANLEY/BARKERから刊行。
子供の頃はどこへでも行きたいところに歩いていけるので、自分が車の中で過ごしている時間について考えたこともなかった、というマンデル。しかし1970年に20歳を迎えた頃には、自分の人生において車がどんなに重要な役割を果たしているかに気付き、当時のカリフォルニアに住む人々が車に乗っているさまを撮り始めた。本書はこの頃に撮りためた作品を収録している。
マンデルは35mmフィルムのカメラに2mmのワイドアングルレンズを付けていたので、写真を撮るには車のウィンドウにかなり接近しなければならなかった。そのため車中の人からは驚かれたり面白がられたり、ときには腹を立てられたりと、いろいろなリアクションが返ってきたという。
「このプロジェクトをいまやったらどういう展開になるかを想像すると、あの頃の人々はカメラを向けられることを楽しんでいたように思えます。(中略)あのとき外は暖かく、車の窓は開いていました。この窓はポートレイトのフレームの役割を果たし、また被写体が自動車の内部にいることを分かりやすく示してくれたのです。」―マイク・マンデル
タイトル | 『PEOPLE IN CARS』 |
---|---|
出版社 | |
価格 | 6,200円+tax |
発行年 | 2017年 |
仕様 | ソフトカバー/210mm×297mm/72ページ |
URL | https://www.twelve-books.com/collections/stanley-barker/products/people-in-cars-by-mike-mandel |
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。