野村恵子の作品集「Otari – Prestine Peaks」がスーパーラボから刊行された。
本書は、長野県北アルプス山脈の麓の村、小谷村を撮影した作品で構成。真冬には積雪が3m近くにもなる特別豪雪地帯であるこの地に、野村が訪れたのは約4年前。当初、小谷村の伝統的な火祭りや狩猟の取材のために訪れた野村。山の自然とそこにたくましく根付いて生きる人々との出会いは、想像をはるかに超える出来となっていった。
「山の恵み」に感謝し、山の自然を畏怖、畏敬し、目の前に立ち現れる野生と真摯に向き合うということ。山々は人智を超えた意志を持ち、絶えず呼吸している、ひとつの巨大な生命体のように感じられた。その麓で、家族と仲間とともに生きて、働いて、命を繋いでいく小谷村の人々に寄り添いながら、野村は本能の感知するままにシャッターを切ったという。
タイトル | 『Otari – Prestine Peaks』 |
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出版社 | |
価格 | 5,800円+tax |
発行年 | 2018年 |
仕様 | ハードカバー/210mm×240mm/96ページ、58イメージ |
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