フィンランド人フォトグラファー、オスマ・ハヴィラティの作品集『Ethiopia』がLIBRARYMANから刊行された。
エチオピアの首都アディスアベバにある「メスケルスクエア」は、信号もなければ交通整理をする者もおらず、環状にもなっていない無秩序状態の大きな交差点である。ハヴィラティはそこに赴き、わずかニ日間で撮影を敢行。そこで写されたイメージは鮮やかな一瞬を切り取っている。日常にありふれた儀式めいた出来事や習慣に着目し、ファッション社会学を背景に、街中に溢れる素材や物が織りなすその場しのぎの状態やデザインの断片に意識を向けている。
本書はLIBRARYMANの季刊写真集プロジェクト『Seasons Series』の3作目(Fall)として刊行。あるカテゴリーにあてはまるアーティストたちが、ひとつの同じ条件のもと一冊の本の形で表現するという一貫した企画だが、それぞれの作家が持つ視点によって個々の違いが表出する。かつ、季節ごとに登場する作家のセレクションとコンテンツが各々の作品そのものを際立たせながらも、全作品集を通してサイズやページ数、デザインは統一されている。
タイトル | 『Ethiopia』 |
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出版社 | |
価格 | 5,500円+tax |
出版年 | 2018年 |
仕様 | ハードカバー/215mm×275mm/32ページ |
URL | https://www.twelve-books.com/collections/all/products/ethiopia-by-osma-harvilahti |
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。