現代中国の姿をとらえる、クリストファー・アンダーソン『APPROXIMATE JOY』

至近距離で人物をクローズアップしたイメージで、永久に続く改革の真っ只中にある中国を撮影。

26 January 2019

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APPROXIMATE JOY

国際的写真家集団「マグナム・フォト」正会員を務めるカナダ人フォトグラファー、クリストファー・アンダーソンの作品集『APPROXIMATE JOY』がSTANLEY/BARKERから刊行。

本書は永久に続く改革の真っ只中にある現代中国の姿をとらえている。至近距離で人物をクローズアップし、余白をぎりぎりまで切り落としたイメージには、あらゆる文脈が取り払われた親密な距離感が漂う。人の顔を照らし出している人工の光を除いては、物理的な形の持つ官能的な情報を際立たせることに徹している。

アンダーソンの写真は、他人の顔をじっと見つめてこの人は誰なのか、写真を撮られたときに何を考えていたのか想像を巡らすという不謹慎な喜びを味合わせてくれる。人がすることを記録するのではなく、むしろ繋がりや自己認識を追い求める行為そのものである。

タイトル

『APPROXIMATE JOY』

出版社

STANLEY/BARKER

価格

7,600円+tax

出版年

2018年

仕様

ハードカバー/309mm×256mm/120ページ

URL

https://ja.twelve-books.com/collections/all/products/approximate-joy-by-christopher-anderson

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