イエメン生まれのイギリス人写真家、ニック・ワプリントンの作品集『The Search for a Superior Moral Justification for Selfishness』。
2015年と2016年には、朝になるとロサンゼルスの丘を登ったり下りたりして長い時間歩き回ったものです。街の音に耳を傾けたり、携帯電話でニュースを聞いたりしながら私は常に被写体を探していました。スタジオに戻る前にただ街を観察することもありました。こうやって私はニュースを読む声、頭の中の自分の声を止めて、残りは一日中朝に感じたことや見たこと(または見たと感じたこと)を絵に描いて過ごしました。それから2年間、その間にロンドンに戻り、それからニューヨークへ引っ越しましたが朝の散歩は続けました。今の時代に生きていると自分の周りの世界が燃えて崩れ落ちてくるような感じがしますが、その中で朝の散歩は私にとってなくてはならない時間になりました。これらの作品は、大きく変わる時代の中で続けてきた散歩から生まれました。またその意味では、今ここを注意深く見つめるだけでなく、過去の幸福を認め、やがてくる悲劇的な結末を恐れるというプロセスを通じて現在について内省する習慣が現れていると思います。―作家の言葉より
タイトル | 『The Search for a Superior Moral Justification for Selfishness』 |
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出版社 | |
価格 | 7,500円+tax |
出版年 | 2019年 |
仕様 | ソフトカバー/230mm×330mm/160ページ |
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