映里「『饗宴 ── 愛について』1996-2000」が赤々舎より刊行された。
北京と京都を拠点に活動する国際的なアーティスト榮榮&映里(RongRong&inri)。本書は、映里(1973年〜)がユニットとして作品を発表する以前の1996年から2000年にかけて、単独で制作した作品群を収録している。
20年以上前、バブルが弾けた後の東京で写真を通してひたすら自己を見つめ、葛藤し、知り得るあらゆる技法を注ぎ込みながら制作された4つのシリーズ「セルフポートレイト」「MAXIMAX」「Gray Zone」「1999 東京」を、写真と愛を巡る尽きない問いの始まりとして、プラトンの『饗宴』になぞらえながら愛という観点のもとに提示する本書。いまだ闇から抜けきらない2021年に、自身の創作と生の道筋を改めて表し、なお生きることを肯定したいという思いが込められている。
タイトル | 「『饗宴 ── 愛について』1996 ─ 2000」 |
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出版社 | |
出版年 | 2021年 |
価格 | 6,600円 |
仕様 | ハードカバー/350mm×260mm/168ページ |
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