生命を拒む“毒水”の変容と再生、
草彅裕写真集『水を伝う玉川毒水』

25 January 2023

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草彅裕写真集『水を伝う玉川毒水』が、クレヴィスより刊行された。

秋田県仙北市にある一級河川「玉川」。玉川の源流付近ではPH1.3の日本一の強酸性水が噴出し、辺りは草木も生えず生物も住めず、一晩で包丁をも溶かしてしまうことから死の川「玉川毒水」と呼ばれている。そこでは轟音と煙とともに毎分約9,000ℓの酸性水が湧出する。

草彅は、人の手を寄せ付けない原始の自然として、恐れを抱くとともに強く惹かれ、十余年にわたり撮影を続けてきた。「玉川毒水」を巡る毒水と清水、自然と人の関係を見つめなおそうと「瞬間と循環」をテーマに撮影。源流から下流へと水を伝い、玉川流域のまだ見ぬ変化を追い続けた。

タイトル	『水を伝う玉川毒水』
出版社	クレヴィス
出版年	2022年12月21日（水）
価格	2,500円
仕様	B5判変形／176ページ
URL	https://crevis.co.jp/publishing/mizuwotsutau/