ベルギー人フォトグラファー、シブレン・ヴァノーバーベルジの作品集『CONFERENCE OF THE BIRDS』が、Art Paper Editionsより刊行。
本書は、時間と場所の相関関係、歴史的なイランの風景を分析した作品からなる作品集。人が住む場所はどのようにして形成され、消えてゆくのか。我々はどのようにして特定の場所と意味を結びつけるのか。カメラに向かって舌を出しているヤシの木と比較したとき、どのように写真は脱構築された記号を表現することができるのか。
作者は、砂漠の小さな町をあらゆる角度から撮り尽くした。フレームの中に配置された要素は、次のフレームにも繰り返し登場する。作者の写真は、ヤシの木のある村の風景にぴったりと寄り添う。静まり返った小さな村には至る所にヤシの木があるが、どれも焼け焦げて曲がり、極度に乾き枯れている。さまざまな遺跡に残されている柱や遺物のようなヤシの木たちを見つめていると、ランドアートのインスタレーションのように見えてくる。
タイトル | 『CONFERENCE OF THE BIRDS』 |
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出版社 | |
出版年 | 2019年 |
価格 | 5,600円+tax |
仕様 | ハードカバー/240mm×293mm/56ページ |
URL | https://ja.twelve-books.com/products/conference-of-the-birds-by-sybren-vanoverberghe |
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。