作家活動において長い時間をパリを拠点に活躍し、「光の芸術家」と称された写真家・田原桂一。2017年に惜しまれつつ65歳の生涯を閉じてから4年目となる今年、これまでヴィンテージ作品でしか入手することのできなかった彼の作品が現代のニーズに即して新たな形で生まれ変わって登場した。
その名も「KEIICHI TAHARA RENAISSANCE COLLECTION」と題されたこのシリーズは、国内外で高い評価を得た作品「トルソー」の中から選ばれた全9点のイメージが、インクジェットでプリント・額装された『CADRE』(サイズによって90,000円、290,000円、390,000円・税込)と厚みのあるハイクオリティなアクリルにプリントされた『PAVE』(39,000円・税込)の二つの形でお目見えした。
「トルソー」は、1987~1995年にかけて、ルーブル美術館をはじめとするヨーロッパの彫刻を被写体に撮影された代表作のひとつで、いま見ても、瑞々しいまでの輝きを放っている。今回の「RENAISSANCE COLLECTION」では、モノクロームの美しさが作家が生前、暗室で手焼きしたヴィンテージプリントそのままに、現代のテクニックでまた違った趣で蘇ったといえるだろう。
特に『PAVE』の物質感は、写真のみにとどまらず、彫刻、インスタレーション、建築と幅広いジャンルで多彩な才能を発揮し、トルソーを石やガラスにもプリントして作品にした作家の片鱗を感じさせる。現代の暮らしに馴染む自立型で、家にもオフィスにもどんな場所にも好きなように置いて楽しむことができる。もちろん大切な人へのギフトにも最適だ。
商品名 | 「KEIICHI TAHARA RENAISSANCE COLLECTION」 |
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