青木大祐「JANUS ヤヌス」展が10月29日(金)より新宿眼科画廊スペースSにて開催される。
自らの身体を事物に見立てたセルフポートレイトによって作品制作を行う青木。本展では、写真にカビを発生させる独自の技法を用いた作品が20点展示される。
このところ私はカビを作品に使う。カビのコントロール出来ない営みの面白さも然ることながら、カビは一般的に負の存在であり影のイメージで、時間経過や死を想起させるところが気に入っている。ならば光のイメージは何かと考えた時、花が思い浮かんだ。絵画や写真などのモチーフとして花は古くから用いられるが、カビは忌み嫌われているのかモチーフとしての例をあまり見たことがない(無論、モネやゴッホはカビなど描いていないのだろう)。花とカビは“ハレとケ”のように相対する存在である。それが故に美しい花が、美しいまま穢れた時、我々はどのような視覚的印象を受けるのか、また美しいという概念の転換は起こりうるのか、という点に興味を抱き今回の作品製作に臨んだ。そして、私は事物として花とカビを口で受け止める。亡骸へ手向けるかのように。-ギャラリーウェブサイトより
タイトル | 「JANUS ヤヌス」 |
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会期 | 2021年10月29日(金)~11月3日(水) |
会場 | 新宿眼科画廊 スペースS(東京都) |
時間 | 12:00~20:00(水曜は~17:00) |
休廊日 | 木曜 |
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