いまだ新型コロナウイルス感染症収束の見通しが立たない2021年の「TOKYO ART BOOK FAIR」は、オンラインとオフラインでの開催が決定した。オンラインでは10月22日(金)~31日(日)、オフラインでは10月28日(木)〜31日(日)に東京都現代美術館にて開催される。
日本で初めてアートに特化したブックフェアとして2009年にスタートし、国内外から独創的なアートブックを作る出版社、ギャラリー、アーティストらが年に一度東京に集結し、作り手たちが本の魅力を直接伝えることのできる場を提供し続けているTOKYO ART BOOK FAIR。新型コロナウイルスが収束しない現状では以前のようなかたちでの開催は難しいが、その中でも本作りに関わる多くの人々は模索しながらアートブックの制作やクリエイティブな活動を続けており、TOKYO ART BOOK FAIRも2021年におけるアートブックフェアのあり方に向き合い、オンラインとオフラインでの開催となった。
オフライン会場となる東京都現代美術館では10月28日(木)から31日(日)までの4日間、時間予約制で来場者数を制限、規模を縮小し、感染予防対策を行って開催する。それに先駆けてオンライン会場は10月22日(金)からスタートし、オフライン会場と同じく31日(日)まで開催される。
オフライン会場では、2020年春にヴォルフガング・ティルマンスが主宰する⾮営利団体Between Bridgesが⽴ち上げたアート、⾳楽関係のインディペンデントスペースやイベント、出版などを⽀援するためのプロジェクト「2020Solidarity」で制作したポスター58点のほか、パンデミック以降の国内外のアートブックやZINEなどの印刷物にフォーカスを当てた展⽰を行う。オンライン会場では、2020年のVIRTUAL ART BOOK FAIR(VABF)と同様にオンライン上で各出展者と直接コミュニケーションを取りながらアートブックを購⼊でき、また⼀部のオンライン会場の出展者のアートブックやZINEはオフライン会場での展⽰販売も。オンラインとオフラインをつなぐ、新しいTABFが開催される。
タイトル | 「TOKYO ART BOOK FAIR 2021」 |
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会期 | 【オンライン】2021年10月22日(金)~10月31日(日)【オフライン】2021年10月28日(木)〜10月31日(日) |
入場料 | 【オンライン】無料【オフライン】1,000円(事前予約/2時間15分ごとの入れ替え制:チケット購入サイト) |
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