山崎雄策「白い施設」展が11月9日(火)まで高田馬場・Alt_Mediumにて開催中。
山崎はTOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD #4準グランプリ(飯田志保子賞、濱中敦史賞選)や写真新世紀2014優秀賞(清水穣選)など多くの受賞を重ね、その作品発表において常に耳目を集める気鋭の写真家。
Alt_Mediumにおける2018年の個展「さかしま」での出展作をきっかけとして山崎は「造花」という存在に着目し、本展にはその関心のもとに制作された作品が並ぶ。造花とは人々のまなざしに供せられるために存在し、あくまでも生花の代用でありながら、レンズを通したその姿はまるで生きているかのように見えることさえある。
山崎はキャリアの初期から、デジタルとアナログを自由に行き来し、さまざまな技法を用いつつ、写真のもつ真実性を逆手にとるように、虚実の曖昧な対象を画面上につくりあげてきた。そうした作品はある種の遊戯性をその表面に湛えつつも、写真という媒体の在り方へと鋭く問いを差し出すものであることが、高く評価されている。
タイトル | 「白い施設」 |
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会期 | 2021年10月28日(木)~11月9日(火) |
会場 | Alt_Medium(東京都) |
時間 | 12:00~20:00(最終日17:00まで) |
休廊日 | 水曜 |
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