野村幹太写真展「吉田寮学生寄宿舎史・CESURA PUBLISH 出版記念展」が、12月17日(土)より東向島・Reminders Photography Strongholdで開催される。
野村は2018年にRPSで開催された写真集制作ワークショップ「ATLAS LAB」に参加し、日本で最も古い学生寮である吉田寮の歴史をテーマに制作に取り組み、2020年にアーティストブック「吉田寮学生寄宿舎史」を発表した。その後、同作品はKassel Dummy Book Award(ドイツ)の特別賞やParis Photo-Aperture Foundation Photobook Awards(パリ・ニューヨーク)のショートリストを経て、Andy Rocchelli Grant (イタリア) を受賞。
これは、ウクライナで殺害されたフォトジャーナリスト、Andy Rocchelli 氏の名を冠してCESURAが推進する賞。このCESURAは国際的写真家集団「マグナム・フォト」の正会員であり、会長を務めた経歴を持つ写真家のアレックス・マヨーリがアンディらとともに設立、このグラントの審査員長もアレックスが務めた。この受賞により『吉田寮学生寄宿舎史』がCESURA PUBLISHからアーティストブックとほぼ同じ内容で出版されることとなった。
本展では、2020年出版のアーティストエディションからどのような編集の変遷を経て、新装版の『吉田寮学生寄宿舎史』が作られたのか、制作の舞台裏を見ることができる。また、RPS特典付きの『吉田寮学生寄宿舎史』(CESURA PUBLISH 版)の取り扱いも予定されているほか、会期初日19:00よりオープニングアーティストトークが行われる。
タイトル | 「『吉田寮学生寄宿舎史』CESURA PUBLISH版刊行記念展」 |
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会期 | 2022年12月17日(土)〜12月25日(日) |
会場 | |
時間 | 13:00〜19:00 |
URL | https://reminders-project.org/rps/kantanomura_tradeed_exhibit/ |