川崎市市民ミュージアムのウェブサイト「the 3rd Area of “C” -3つめのミュージアム-」にて、写真家、原美樹子によるオンライン展示「kanōn 原 美樹子」が3月31日(金)まで開催中。
川崎市市民ミュージアムは2019年に東日本台風により被災し、現在も建物を使用できない状況が続いている。収蔵品や川崎市ゆかりの作家の作品などを紹介するため、「the 3rd Area of “C” -3つめのミュージアム-」が2022年12月よりスタートした。川崎市市民ミュージアムの事業、外部の会場で行うアウトリーチ活動に続く、三つ目の活動の場として、多くの人々に文化芸術に親しんでもらう機会を提供することを目的としている。また、「C」とは川崎市市民ミュージアムを上から見るとアルファベットの「C」の形をしていることにちなんでいる。
川崎市を拠点に活動している原は、2022年、フランスの出版社、Chose Communeより1996年から2021年までの未発表写真を収録した『Small Myths』を刊行。暮らしの中で目の前を通り過ぎる人々の姿や風景を、生活者の視点で切り取ってきた。本展では、自身にとって身近な存在でもあった市民ミュージアムを、被災後の2021 年春から秋にかけて撮り下ろした22点の作品と、作家インタヴューを公開。もはや人の訪れることのなくなった美術館の内部や外観、応急処置に携わる人々の姿が静かにとらえられている。ぜひ好きなタイミングで、好きな端末からアクセスしてみてほしい。
タイトル | 「kanōn 原 美樹子」 |
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会期 | 2022年12月20日(火)~2023年3月31日(金) |
会場 | |
時間 | 10:00~15:00 |
URL |