フジフイルム・フォトコレクション特別展 シリーズ第2弾「写真表現と技法の結晶化」が3月30日(木)より六本木・FUJIFILM SQUAREにて開催中。
デジタル以前の写真には、撮影するフィルムの感度や大きさ、枚数、また薬液を使った現像処理など、物理的な制約や困難が多くあったが、写真として表現したい、残したいという写真家たちの強い欲求と奮闘によって写真表現と技法が結晶化し、最終的な表現形態として「モノ」としての写真が制作され、残されてきた歴史がある。このコレクションでは、初期の写真技法である鶏卵紙や、20世紀以降、一般に広く普及したゼラチン・シルバー・プリント、発色現像方式印画など、さまざまな技法で制作された写真作品が幅広く収蔵されており、本展は「写真表現と技法の結晶化」をテーマに、約20点の写真作品が展示される。技法や制作年代の異なるプリント、フィルムサイズの違いによる表現の多様さを観察することにより、デジタル以前における「モノ」としての写真の魅力を再発見していく試みだ。
出展作家は伊藤義彦、上野彦馬、岡田紅陽、小川一真、影山光洋、鹿島清兵衛、木村伊兵衛、今 道子、坂田栄一郎、塩谷定好、須田一政、竹内敏信、田淵行男、築地 仁、富山治夫、中村征夫、広田尚敬、フェリーチェ・ベアト、前田真三、緑川洋一、三好耕三。会期中に作品の入れ替えあり。詳細はウェブサイトにて。
タイトル | 「フジフイルム・フォトコレクション特別展 シリーズ第2弾『写真表現と技法の結晶化』」 |
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会期 | 2023年3月30日(木)~6月28日(水) |
会場 | |
時間 | 10:00~19:00(入館は18:50まで、最終日は16:00まで) |
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