東京・中目黒のN&A Art SITE で、映画監督・写真家のヴィム・ヴェンダースの展覧会「ヴィム・ヴェンダースの透明なまなざし」を3月2日まで開催している。本展では、ヴェンダースが「究極のロードムービー」と称する映画『夢の涯てまでも』のクライマックスシーンから生み出されたカラフルな電子絵画作品『Electronic Paintings』に加え、映画『パリ、テキサス』撮影時にヴェンダースが撮影したアメリカ中西部の風景写真『Written in the west』シリーズを展示する。
さらに「恵比寿映像祭 2024『月へ行く 30 の方法/30 Ways to Go to the Moon』」の地域連携プログラムの一環として、2月20日から3月1日(2月26日、29日を除く)、3月20日の10日間、『夢の涯てまでも ディレクターズカット 4K レストア版』が東京都写真美術館にて上映される他、本展に関するドキュメンタリー映像上映・トークイベントも開催される。詳しくは下部URLを参照。
同ディレクターズカット版は1991年のファーストヴァージョンから紆余曲折を経て、1994年5時間に再編集されて完成したヴェンダース渾身の作品。日本では2021年に初めて劇場公開された。内容もさることながら、U2、ルー・リード、トーキング・ヘッズ、パティ・スミス、R.E.M.ら錚々たるミュージシャンが参画した「90 年代
末に創作しているかもしれない音楽」がテーマのサウンドトラック、山本耀司がデザインした主人公の衣装もこの映画を構成する重要な要素だ。
現代ドイツを代表する映像作家ヴィム・ヴェンダースの世界を堪能してみてはいかがだろうか。
タイトル | 「ヴィム・ヴェンダースの透明なまなざし」 |
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会期 | 2024年2月1日(木)〜 2024年3月2日(土) |
会場 | N&A Art SITE(東京) |
時間 | 12:00〜17:00(2月24日は10:00~17:00) |
休館日 | 日・月曜日、祝日 |
URL |