01 December 2025

マコがタロットと星座でポジティヴに読み解く運勢
(2025年12月前半の運勢)

2025/12/1 - 2025/12/15の運勢

01 December 2025

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マコがタロットと星座でポジティヴに読み解く2025年12月の運勢

photo by Harumi Shimizu

ビックリするほど当たるためIMA御用達の占い師・マコが、12星座の今をタロット1枚で運気予報!フォトグラファー清水はるみによるファンタスティックな星座&大アルカナのヴィジュアルと共に、明るい未来の指針を毎月前・後半でお届けします。

12月前半に思うこと

「タロット占い師、禁断のタロット占いへ行く」

自分で読め?いや、それができたら苦労せーへん。タロット占い師の私が、タロット占いに行く。「あんた、自分でやれや」とツッコまれる案件である。でもね、占い師だって人間なのよ。自分でカード引くと、どうしても私情が顔を出す。「好きな人との未来」なんて占おうものなら、「そんなはずは無い!彼が私のこと好きだなんて」とか、「この指輪を受け取ってくれませんか?」とか、カードが出る前から勝手に脳内でハッピーエンドを上映してる。それじゃあ鑑定になりません!

そんなわけで、私はこっそり街の占い館に潜入した。すでに心の中は修羅場である。席につくと、占い師さんが優しく聞く。「今日はどんなお悩みで?」。はい出た、最大の地獄。プロがプロに悩み相談するこの恥ずかしさ。恋愛相談ではなく(笑)、「未来について……不安で……」と相談。シャッフルが始まると、職業病が爆発する。

「お、そのカットの仕方クセ強っ!」
「え、補助カード引かへんの?」
「ていうかそのカードで逆位置取らない!?」

心の中でツッコミ大渋滞。完全にやっかい客である。自覚はある。けれど止められない。そして結果を聞きながら、また答え合わせが始まる。

「それ私も読みました(心の中で)」
「はい、その展開、分かりみが深い(心の中で)」
「いやそこ違う、もっと深読みできるやん(心の中で)」

もはやこれは鑑定ではなく、格闘系占い師のゴングが鳴ります。静かな心理戦の始まりです。しかし最後の一言が不覚にも刺さる。「あなた、疲れてます。眠れてます?」……え、当たり。これ言われただけで来た価値あった。

結局のところ、こうだ。タロット占い師にも占われたい夜がある。プロだろうが沼だろうが、人間は迷う時は迷うのだ。背中を押して欲しいの。ほんの少し慰めて欲しいの。認めて欲しいのよ。肩の何物かが降り軽くなったところでタロットカード引いてみる。

「8 STRENGTH(力のカード)」

明日からまた頑張ってまいりますよ。

野原魔子|Nohara Mako
東京在住。40代で突然占い師になった波乱万丈占い師。
人生に行き詰まった時、誰にも話せない事を語れたのはタロットカードでした。タロットカードは人生の設計図です。未来はこれからやって来る、良きものならそのままで、良くなきものなら明るく豊かな未来へと変えていくお手伝いをしております。人生なんとかなる!をモットーに全国駆け巡って元気をお届けします。

以下のインスタで毎日今日の運勢を占っています。カウンセリングは、インスタよりDMお送りください。

Instagram @makocha216 

清水はるみ|Harumi Shimizu
2012年お茶の水女子大学卒業。 主な個展に、「OPEN FRUIT IS GOD」(2015年/gallery blanka)、「icedland」(2014年/Place M)、「水の骨」(2013年/Place M)。主なグループ展に「New Japanese Photographers 日本の新進写真家たち vol.2」(2015年/代官山ヒルサイドフォーラム)。2016年、パナソニック株式会社 / LUMIX特別協賛のもと、IMAプロジェクトが開催している「LUMIX MEETS BEYOND2020 BY JAPANESE PHOTOGRAPHERS #4」に出展。「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2022」にてケリングサポートによる“10/10 現代日本女性写真家たちの祝祭”に選出。mutation / creation のシリーズを展示。
http://shimizuharumi.com/

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