東京・神楽坂のHAKKO ギャラリー/工房にて川島小鳥とデザイナー米山菜津子による展示「P・R・E・S・E・N・T」が4月11日から開催される。本展は写真集『サランラン』の後日譚として構想された新作を中心に構成される。
川島と米山はこれまで、『おはようもしもしあいしてる』(2020)、『ソウルメイト』(2024)、『サランラン』(2025)といった写真集を共同で制作してきた。川島が撮影したイメージを、米山が編集・構成し本として編み上げるプロセスは、単なる役割分担にとどまらず、互いの感覚を往復させながら新たな領域を探る共同制作として展開されてきた。
本展の新作は、川島が『サランラン』で舞台とした韓国を再訪し、2026年に撮影した写真によって構成される。完成した作品の後に残る感覚や余韻をすくい上げるようにして生まれたイメージは、「あたたかな静けさ」と形容される独特のトーンを帯びる。過去でも未来でもない、どこか遠い場所から差し込む光のような感覚が、画面の中に静かに漂う。
会場となるHAKKO ギャラリー/工房は、印刷所・八紘美術が運営するスペースであり、紙や印刷技術の魅力を体感できる場として機能している。本展はそうした環境の中で、写真とデザイン、そして印刷というプロセスが交差する地点に位置づけられる。展示にあわせて新作写真集や関連書籍、ポスターなども販売され、作品と物質としての印刷物が連動する構成となる。
また会期中の4月18日16時には、川島と米山によるトークイベントも開催予定(先着30名、4400円、写真集等付き)だ。写真と編集、そして本という形式がどのように結びつき、ひとつの作品として立ち上がるのか、その思考の過程が共有される機会となる。
| タイトル | P・R・E・S・E・N・T |
|---|---|
| 場所 | HAKKO ギャラリー/工房(東京都新宿区新小川町8-26 八紘ビル5F) |
| 会期 | 4月11日(土)~5月2日(土) |
| 時間 | 12:00~19:00(土曜日18:00まで) |
| 休み | 日曜日、祝日 |
| 料金 | 無料 |
| URL | https://www.hakko-bijutsu.co.jp/print/ |
