30 April 2026

境界としての風景をひらく飯島小雪、キノシタユースケ、森田具海「潮目」展

30 April 2026

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熊本・津奈木町にて、飯島小雪、キノシタユースケ、森田具海による展覧会「潮目」が5月2日から開催される。本展は、海辺に建つ旧赤崎小学校の校庭と、内陸部のトレーラーハウスという性質の異なる二つの場所を舞台に、風景と関係性を再考する。

タイトルにある「潮目」とは、本来、異なる海流が交わる境界を指す言葉だ。本展ではその概念を拡張し、人や場所、時間の流れが交錯する地点として捉える。海と陸、外部と内部といった対比的な条件を持つ二つの会場は、単なる展示空間ではなく、作品の意味を生成する装置として機能する。

旧赤崎小学校の校庭は、海の上に立つという特異な立地を持つ。一方で、トレーラーハウスが設置された内陸部は、日常の生活圏に近接する場所である。この距離と差異は、風景を固定されたものとしてではなく、関係性の中で変化するものとして捉え直す契機となる。

参加する3名の作家は、それぞれの視点からこの「潮目」に介入する。作品は単独で完結するのではなく、場所や時間、鑑賞者の移動によってその意味を変容させる。異なる環境を横断する体験の中で、鑑賞者は自身の位置や視点を再認識することになるだろう。

また、初日14時~15時半にはつなぎ美術館にてトークイベント「流れるものと結ぶもの」が開催される。地域とアートの関係をめぐる議論は、本展のテーマをさらに拡張し、津奈木町という土地における実践として位置づける。

タイトル

潮目 — 飯島小雪、キノシタユースケ、森田具海

場所

旧赤崎小学校校庭(熊本県葦北郡津奈木町福浜165)
トレーラーハウス(熊本県葦北郡津奈木町岩城435)

会期

5月2日(土)~17日(日)

時間

10:00~17:00

休み

無し

料金

無し

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