イタリアを代表する写真家、ルイジ・ギッリの故郷レッジョ・エミリアで今年も国際写真フェスティバル「Fotografia Europea」が開催される。4月20日から6月17日まで、約二カ月におよぶこのフェスティバルでは、展覧会、上映会、ワークショップ、ポートフォリオレビューなど、さまざまなイベントが楽しめる。第13回目を迎える今回は「REVOLUTIONS- Upheavals, Changes, Utopias」をテーマに、現代社会における「革命」の意味を探る試みだ。
33-Paris, France, 1967 Joel Meyerowitz courtesy Polka Galerie
参加する120名の写真家の中には、戦後のアメリカにおいて最も重要な写真家の一人であるジョエル・マイヤーウィッツも含まれており、彼の初期のストリートスナップをはじめ、大判カメラで大西洋岸を撮影した70年代後半のシリーズなど、さまざまな時代の作品が展示される。
昨年のサン・ピエトロ大聖堂での展示の様子。
また、Fotografia Europeaではローマ国立近代美術館のコレクションから厳選された1930年代の雑誌、イランやアフリカのグラフィックデザインやイメージなど101冊のフォトブックが展示される。
イベント内容も豊富だが、このフェスティバルのもうひとつの醍醐味は、その華やかな会場だろう。地元の歴史ある教会、美術館、博物館、図書館、映画館、そして個人邸宅を大胆に活用した空間では、ホワイト・キューブでの展示とはまた違う特別な体験ができるはずだ。
タイトル | 「Fotografia Europea」 |
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会期 | 2018年4月20日(金)〜6月17日(日) |
会場 | レッジョ・エミリア市内(イタリア) |
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