笹岡啓子の個展「SHORELINE」が7月24日(火)から新宿・photographers’ galleryにて開催される。
2011年の東日本大震災以降、大きな災害から個々の復興へと向かう現在進行形の場所に、撮ることで向き合ってきた笹岡。本展では今年、岩手県と宮城県の沿岸部で撮影された作品などが12点展示される。
東日本大震災から7年、土地整備とともに巨大な防潮堤建設工事が目に見えるかたちで進行している被災沿岸部。海と陸とのはざまに真新しくそびえるコンクリートの塊は、来るべき災害から人々を守る役割を担う一方で、その土地の地勢や環境までをも変質させていく。
笹岡は復興の様子だけでなく、地勢や地表が刻むその土地の過去や経過にも関心を寄せてきた。本展の作品を通じて、時制を超えた「地続きの海」を現在の地形から辿り、浮かばせていこうと試みている。
タイトル | 「SHORELINE」 |
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会期 | 2018年7月24日(火)~8月12日(日) |
会場 | |
時間 | 12:00~20:00 |
URL |
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