EMON AWARDは、写真・映像の新しい表現に挑む作家にフォーカスする公募展。第5回目の開催となった今回は、ドキュメンタリー、コンセプチュアル、映像作品など107名の個性的な作品が寄せられ、個展のチャンスが与えられる特別賞に西井知早、吉田亮人の二人が輝いた。
吉田亮人は1980年、宮崎県生まれ。タイで日本語教師として現地の大学に1年間勤務し、帰国後は小学校教員として6年間勤務。2010年より写真家として活動を始め、「働くとは何か」をテーマに国内外で撮影した作品を雑誌や写真展、写真集などで発表している。
受賞作「Tannery」は、バングラデシュの首都・ダッカにある世界10大汚染地域のひとつに数えられているハザリバーグという皮なめし工場地帯で働く人々をとらえた作品。資本主義社会の構造に鋭く切り込みながらも、光と影、豊かな色彩感覚が評価に繋がった。
なお、8月27日(土)にはKYOTOGRAPHIE キッズプログラムとして「吉田亮人と作る写真絵本ワークショップ」を開催。小学校教師の経歴を持つ吉田が、小学生を対象に写真を使った絵本制作をサポートする。
会期 | 2016年7月30日(土)~8月11日(木) |
---|---|
会場 | |
時間 | 11:00~19:00(土曜、祝日は18:00まで) |
休廊日 | 日曜 |
URL |
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。