今秋、オランダで大規模な回顧展が開催される深瀬昌久。その集大成ともいうべき作品集『MASAHISA FUKASE』が赤々舎から刊行される。
深瀬は60年代から日本写真の第一線で活躍し、森山大道や東松照明らとともにMOMAの「New Japanese Photography」展にて紹介されるも、92年の不慮の事故によりその活動は閉ざされた写真家だ。代表作とされる「鴉」が不朽の名作として語り継がれる一方、そのほか大半の作品については紹介される機会が失われている。
本書は、謎多き写真家・深瀬の40年間にわたるキャリアを俯瞰し、その写真表現の全貌を初めて浮き彫りにする待望の一冊。
深瀬の作品ひとつひとつを時系列順に整理し、深瀬が雑誌に残した撮影後記や手記から、その制作意図や背景を全26章にわたり丹念に描き出す。本書を通して、これまで断片的にしか見えてこなかった深瀬の作品が軌跡となって立ち現れ、深瀬が生涯をかけてカメラの先で見つめようとしていたものが浮かび上がってくるだろう。
【写真集プレゼント】
本書『MASAHISA FUKASE』を1名様にプレゼント。締切は2018年10月31日(水)まで。 受付終了
タイトル | 『MASAHISA FUKASE』 |
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出版社 | |
価格 | 8,000円+tax |
発行年 | 2018年 |
仕様 | 布貼り上製本/195mm×269mm/416ページ |
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2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。