長谷良樹の写真展「ENA」が西麻布・KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHYで10月13日(土)まで開催中。
本展では岐阜県南部の恵那市にて、長谷がシノゴ大判フィルムカメラで、直感的な勘を頼りに現地の風景のなかで住民らを撮影した作品を展示。
「天照大神の胎盤(えな)が埋められた」という伝説の残る同地は、長谷の父親の生誕地でもあり「典型的な日本の山あいの田舎町」であったとその印象を語りながらも、その日常のなかに絵画的な美しさを見出していった長谷。やがてその地で「大判フィルムカメラで作品撮影を行いたい」と感じたという。
長谷が直感にのみ従い、大判カメラを様々な場所に持ち込んでは、近隣を日常的な生活の場とする人々をモデルに据え、立ち位置やポージングなどのディレクションも最小限に抑え撮影は進行された。本作は、空想的な絵本のなかの世界のような審美性、撮影時に発生したというさまざまな想定外のアクシデント性、住まう人々のありのままをとらえたドキュメント性など、さまざまな側面を内包している。
タイトル | 「ENA」 |
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会期 | 2018年9月8日(土)~10月13日(土) |
会場 | |
時間 | 13:00〜20:00(土曜は12:00〜19:00) |
休館日 | 日月曜、祝日 |
URL |
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