三好耕三の作品展「繭 MAYU」が東麻布・PGIで2019年1月8日(火)から開催される。
三好は1970年代に写真家としてのキャリアをスタートさせ、数多くの作品を生み出してきた。2009年から、16×20インチの超大型カメラを使い、旅の途上で出会う光景に、一会の傍観者として対峙するスタイルで、旅と撮影を続けている。
2015年、繭農家を訪れ、蔟(まぶし)と呼ばれる使い込まれた升の中に、白く丸い繭がひとつずつ並んでいる様を目にした三好。「最初に見た時、これをこのように撮ると決めていた」と語る。
養蚕は、紀元前に中国から伝わり、昭和の初め頃まで日本経済を支える重要な産業のひとつだった。なんとも言えない愛らしい曲線と美しい絹色の繭玉だが、自然と人間の生活の関わり合いの中で、時に経済に翻弄された時代もあった。三好の作品には人間と自然との関わり合いの美しい部分、暗い部分の両方が潜んでいる。
本展では、試行錯誤を重ね、蔟に収まった繭を、光の中で正面から捉えたモノクローム作品30余点を展示する。
タイトル | 「繭 MAYU」 |
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会期 | 2019年1月8日(火)~2月23日(土) |
会場 | PGI(東京都) |
時間 | 11:00~19:00(土曜は18:00まで) |
休館日 | 日曜、祝日 |
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