ベルギー・アントワープの「Ibasho」は、若手から大御所の日本人作家や、日本に影響を受けた欧米作家のアートフォトを中心に取り扱うギャラリー。ちなみにギャラリー名は、日本語の“居場所”に由来している。 そのIbashoで、10月20日(金)より石橋英之の展覧会が開催される。
石橋は1986年、兵庫県生まれ。2011年よりフランス北部のリールに移住、蚤の市で購入した写真やポストカード、Googleのストリートビューやオンラインから取ったさまざまなイメージをある意図のもとに再構築した作品を生み出している。彼の幻想的なシリーズ「Présage」は、こうして見つけたさまざまなイメージをコラージュしながらリアルとファンタジーの間を浮遊する世界を生み出している。
本展では、シリーズ「Other Voices」も展示。ネガをスキャンし、ポラロイドカメラで再撮影するなどの複数の工程を経て、個々のイメージにまつわる時間が別次元へ移行するかどうかを探究したシリーズだ。
「物事をあるがままに見る」という単純な行為にもかかわらず、見る人にさまざまな印象を与える石橋の作品、この秋アントワープに行く機会があればぜひ鑑賞したい。
タイトル | 「HIDEYUKI ISHIBASHI」 |
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会期 | 2016年10月20日(木)~11月20日(日) |
会場 | |
時間 | 14:00~18:00 |
休館日 | 月~木曜 |
URL |
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