台湾在住の写真家・Wong Wang Chuen(黄弘川)による日本初個展「客家山歌 HAKKA SONATA」が1月27日(月)まで浜松・KAGIYAビル4Fギャラリーにて開催中。
香港で生まれ、幼少期はカナダで育ち、香港大学を卒業したのちに台湾に移住し、2015年から写真を始めたWong。2019年にWonder Foto Day 2019で若木信吾によって審査員特別賞に選ばれた彼は、台湾の北東部に住む漢民族・客家(ハッカ)の村で英語教師として働きながら、ドキュメンタリーの手法を用いてこの村の日常的な情景を撮影してきた。 教師であること、また村の共通言語のひとつである北京語を話すことで村民から信頼を得て、その営みの断片をとらえることが叶ったWongは村に溶け込みつつあるものの、あくまで「外国人」とみなされている。この絶妙な距離感が反映され、独自の視点で客家人たちのあるがままの姿が写し取られている。
また、2019年夏に初めて浜松を訪れたWongは、期限切れの映画用カラーフィルムを切断して35ミリのコンパクトカメラに装着し撮影するという実験的な試みにも臨んでいる。Wongの目に浜松という土地はどのように映ったのだろうか。
タイトル | 「客家山歌 HAKKA SONATA」 |
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会期 | 2020年1月10日(金)〜1月27日(月) |
会場 | KAGIYAビル4Fギャラリー(静岡県) |
時間 | 13:00〜19:00 |
定休日 | 火~木曜 |
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