入江泰吉「奈良 古色大和路」展が、奈良・入江泰吉記念奈良市写真美術館で開催される。
入江(1905~1992年)は、奈良大和路の風物とそこに息づく歴史、表情豊かな自然をこよなく愛した写真家。戦災に遭い、ふるさと奈良に戻った時から大和路の風物を生涯のテーマとして、情熱と愛情をもって取り組んできた。
入江は撮影の中で「千年の時代の流れに、おのずから成り立った古色美、そうした人工の及ばない自然の施した彩色の美しさがある」ことに気付き、古くから佇む堂塔伽藍や仏像といった人工と自然との調和美こそが大和路の美しさであると考えた。そして大和路ならではのしっとりと落ち着いた“入江調”と呼ばれる独自の作風を築き上げ、数多くの秀作を世に発表してきた。
本展では、写真集BIG BOOK 入江泰吉『奈良 古色大和路』の出版を機に、あらためて入江の代表作を取り上げ2会期にわたって紹介する。
タイトル | 「奈良 古色大和路」 |
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会期 | 2020年 |
会場 | 入江泰吉記念奈良市写真美術館(奈良県) |
時間 | 9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで) |
休館日 | 月曜(6月1日は開館)、4月10日(金)~5月7日(木) |
料金 | 【一般】 500円【高校・大学生】 200円【小・中学生】 100円 |
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2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。