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書店員がピックアップする1月のおすすめ写真集【Shelf編】

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書店員がピックアップする1月のおすすめ写真集【Shelf編】 | アンデルス・ペーターセン『Okinawa』

アンデルス・ペーターセン『Okinawa』

東京には、個性的なセレクトが光るブックショップが数多く点在する。その中で、アートに力を入れる大型書店や個性的なアートブックやZINEを扱うインディペンデントブックショップなど、写真集を扱う4店舗の書店員が、毎月おすすめの写真集を3冊ずつピックアップ。

セレクト・文=森屋恵美(Shelfオーナー)


母国スウェーデンはもとより、ヨーロッパを代表する写真家の一人であるアンデルス・ペーターセンの写真集です。アンデルス・ペーターセンは、ハンブルクのナイトスポットに集う労働者や売春婦、ドラッグの売人らをとらえたシリーズ『カフェ・リミッツ』が特に有名で、トム・ウェイツのアルバムジャケットに起用されたりもしています。本書に収められているのは2000年に3週間にわたってペーターセンが沖縄に滞在した際に撮影した作品で、まとまった形で発表されるのは今回が初めてとなります。那覇の路上や酒場、ビーチに集い、行きかい、佇む人々…ペーターセンは斜めの線を強調した独特の構図の中で沖縄の人々をとらえます。黒と銀のインクを使用したダブルトーンの印刷でペーターセンらしさを表現した制作面でもこだわりのある写真集です。

タイトル

アンデルス・ペーターセン『Okinawa』

出版社

T&M Projects

価格

5,000円+tax

発行年

2018年

仕様

ハードカバー/240mm×180mm/120ページ

URL

http://shelf.shop-pro.jp/?pid=137119156


マグナムフォトに属する報道写真家であると同時に映画監督、ジャーナリストとしても活躍するレイモンド・ドゥパルドンが、2016年と2017年の日本短期滞在の際に愛用のライカで撮影した東京や京都の街、旅の途中の風景など。目にする何もかもが面白くてたまらない、そんな旅のわくわく感が伝わり、日本に住む人にとっては見知ったような光景でさえも時空を超えたSF映画のように見えてくる小さな魔法のような写真集です。

タイトル

レイモンド・ドゥパルドン『Japon Express de Tokyo a Kyoto』

出版社

Points

価格

2,400円+tax

発行年

2018年

仕様

170mm×100mm/128ページ

URL

http://shelf.shop-pro.jp/?pid=133833177


毎年スペインのマドリッドで開催される国際フェスティバル、フォト・エスパーニャの一環として、マーチン・パーとクリスティーナ・デ・ミデルがキュレーションした展覧会の写真集です。「Play」というキーワードに基づいて、スポーツ、レジャー、音楽、純粋な遊び、さらには遊び心満載のおふざけシーンまで、マグナムフォトの所属の写真家の作品からセレクト、構成されています。 ブルース・デイヴィッドソンやエリオット・アーウィットなど大御所からアレック・ソスやジム・ゴールドバーグなどの人気作家までそうそうたる面々のエスプリとユーモアを楽しめる1冊です。

タイトル

『Players. Magnum Photographers Come Out to Play』

出版社

LA FABRICA

価格

6,690円+tax

発行年

2018年

仕様

ハードカバー/250mm×220mm/212ページ

URL

http://shelf.shop-pro.jp/?pid=134455549

Shelf
外苑前にあるブックショップ。写真集を中心とした洋書を専門に取り扱っており、店内には希少な本から絶版書までさまざまなジャンルの写真集が所狭しと並べられている。

〒150-0001
東京都渋谷区神宮前3-7-4
tel / fax: 03-3405-7889
http://www.shelf.ne.jp/