14 July 2017

Prix Pictetのどっしり重い図録が編集部に

2017.7.14 Fri

14 July 2017

Share

Prix Pictetのどっしり重い図録が編集部に | Prix Pictetのどっしり重い図録が編集部に

先日、茶色いダンボールに包まれた巨大な郵便物が、天王洲にあるIMA編集部に到着しました。明らかに海外からと思しき箱の中身は、スイスのピクテ・グループが主催するアート写真アワード「[t]Prix Pictet[/t]Prix Pictet」の最新カタログ。単に“芸術”として写真作品を評価するのではなく、地球が抱える環境問題へのアウェアネス向上もテーマとしている点で、ほかの写真アワードとは一線を画しています。それゆえ過去のテーマも「Water」「Earth」「Growth」「Power」「Consumption」「Disorder」と現代の環境問題と表裏一体の内容、そして創設7度目となった2017年は「Space」が主題となりました。

Prix Pictet

ご存知の方も多いでしょうが、今年の最優秀作品に輝いたのはアイルランドの写真家、[t]リチャード・モス[/t]リチャード・モスの『Heat Maps』。軍隊が使用する超高性能なハイテクカメラ(30km離れたところからでも人間の体温を感知する)を使用して、中東や北アメリカからヨーロッパ本土に流入する難民の姿を収めた作品群です。赤外線フィルムを使用してコンゴの内戦を撮った『The Enclave』はIMAでも紹介しました!

Prix Pictet

Prix Pictetの分厚い図録のページをめくっていくと日本人作家が多いことにも気づきます。最終リストに名前を残しながらも賞を逃した[t]川内倫子[/t]川内倫子さん、[t]西野壮平[/t]西野壮平さんのほか、[t]濱田祐史[/t]濱田祐史さん、[t]畠山直哉[/t]畠山直哉さんなど多数の日本人作品も掲載されています。

Prix Pictet

2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。

Share

Share

SNS