毎日の生活に、またクリエイティビティに欠かせない音楽という存在。自分だけのプレイリストを気軽に作れるようになったいま、写真家たちはどんな音楽を聴いているのだろう? 第7回は昨年第45回「木村伊兵衛写真賞」を受賞した写真家・横田大輔。写真制作を実験のようにとらえ生み出された作品は、これまでに何十冊もの写真集となったりインスタレーションになったりするなど、さまざまな形のアウトプットで観る者を魅了してきた。写真にのめり込む前は、知り合いにミックステープを作ってあげていたほど、音楽が好きだったという。自分で作ったものを配ったことが原点となり、その後のZINEの制作につながっていった。そんな横田のプレイリストはポップでありながらも、ときどきメランコリックさを感じるものとなっている。横田の興味関心が垣間見える音楽を早速爆音で聴いてみよう。
写真・文=横田大輔
「'21 06 05」
1. “Alright – Part Eight (Goodfellas)”
ボグダン・ラチンスキー
2. “ミラクル・ハイテンション”
ダイトミュージック
3. “THUNDER V RedBB”
ユニバーサルサウンドチーム
4. “Cool In the Pool”
ホルガー・シューカイ
5. “ヘリクツBOY”
戸川 純
6. “Cake And Eat It Too”
ナイス&スムース
7. “Thinkin Bout You”
フランク・オーシャン
8. “さよならウィンナー”
夏目花実、木村魚拓、沖ヒカル
9. “Ceremony”
ニュー・オーダー
10. “大爆発NO. 1”
私立恵比寿中学
11. “Fortune”
メイヨ・トンプソン
12. “Hurt”
ジョニー・キャッシュ
13. “Berliner Messe: Credo”
アルヴォ・ペルト
14. “Eggshell”
μ-Ziq(ミュージック)
15. “Let It Be Me”
ジェイムズ・ブラウン、リン・コリンズ
音楽っていいですよね、憧れます。
横田大輔 |Daisuke Yokota
1983年、埼玉県生まれ。日本写真芸術専門学校卒業。 2008年「キヤノン写真新世紀」佳作(大森克己選)、2010年 「第2回写真1_WALL 展」グランプリ、 2016年、Foam Paul Huf Award、第45回(2019年度)「木村伊兵衛写真賞」を受賞。